mm を milに変換

mm(ミリメートル)を mil(ミル)に換算します。1 mil = 1/1000インチ = 0.0254 mm です。

mm を milに変換の説明図
mm
mil
39.3701mil
計算履歴
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計算式

計算式: mil = mm ÷ 0.0254

設計のポイント

プリント基板(PCB)の設計では、線幅やビア径などをミル(1 mil = 1/1000インチ)単位で管理するケースがあります。特に米国製EDAツールや部品データシートではmil表記が一般的です。

基板製造メーカへの指示や、ガーバーファイルの確認時にmm↔mil変換が必要になる場面が多くあります。

こんなときに使います

CAD で mm で引いた配線が、基板メーカの製造仕様(mil 表記)の最小値を満たしているかを確認するときに使います。デザインルールチェックの前に、手元で当たりをつける場面が中心です。

なぜ基板の世界は mil なのか

プリント基板の設計はアメリカで発展したため、寸法系がインチ由来で固まっています。mil は 1/1000 インチで、部品のピッチ(DIP の 100mil = 2.54mm、ピンヘッダの 100mil)、基板厚(62mil = 1.6mm)、最小線幅の仕様まで、この単位で規定されているものが多く残っています。

日本国内の設計は mm で行うのが普通なので、製造仕様と設計データで単位系が食い違うのが日常的に起きます。基板メーカに出す前の確認では、必ず両方の単位で見ておいてください。

基板設計でよく使う値

基板設計で頻出する寸法。1 mil = 1/1000 inch = 0.0254 mm。
milmm基板設計での意味
3 mil0.076 mm高密度基板の最小線幅/間隔(追加費用)
4 mil0.102 mm一般的な高密度品の下限
5 mil0.127 mm標準的な最小線幅/間隔
6 mil0.152 mm安価に作れる範囲
8 mil0.203 mm余裕のある設計
10 mil0.254 mm一般的な信号線
20 mil0.508 mm電源線の細いもの
40 mil1.016 mm電源線
62 mil1.575 mm標準的な基板厚 1.6mm

基板メーカの仕様書は mil 表記、CAD は mm 表記ということがよくあります。5 mil = 0.127mm と 10 mil = 0.254mm の 2 つを覚えておくと、大半の場面で暗算できます。

よくある失敗

  • mil と mm を取り違えて 25.4 倍の設計をしてしまう。笑い話のようですが、部品ライブラリを海外から持ってきたときに実際に起きます。フットプリントの外形寸法が明らかにおかしくないか、必ず目視で確認してください。
  • mil を「ミリ」の略だと思い込む。ドイツ語圏では 1/1000 インチを「mil」ではなく別の表記にすることもあり、資料の出所によって意味が変わります。数値の桁を見て判断してください。
  • 丸めで製造規格を割り込む。最小線幅 4mil の仕様に対して 0.1mm(3.94mil)で設計すると、わずかに足りません。境界の値では丸める前の数値で確認してください。

よくある質問

mil と thou は同じですか?
同じです。どちらも 1/1000 インチを指します。イギリス系の資料では thou、アメリカ系では mil と書かれることが多いという違いだけです。
基板の最小線幅は何 mil で設計すべきですか?
一般的な量産品なら 5mil(0.127mm)以上にしておくと、多くのメーカで追加費用なく作れます。4mil でも対応するメーカは増えていますが、歩留まりが下がるぶん価格に反映されます。3mil 以下は高密度基板の領域で、費用が大きく上がります。
「100mil ピッチ」とは何 mm ですか?
2.54mm です。DIP パッケージ、ピンヘッダ、ユニバーサル基板の標準ピッチで、電子工作でも最もよく見る寸法です。半分の 50mil は 1.27mm で、SOP パッケージのピッチとして使われます。

参考にした規格・資料

  • IPC-2221B — 基板設計の一般規格。導体幅・間隔の規定。
  • IPC-2615 — 基板の寸法と公差の表記方法。

最終更新: 2026-08-29