コンデンサ定数
チップコンデンサに印字された3桁の定数コードから容量を求めます。 例:104 = 0.1 µF
容量
0.1uF
計算履歴
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計算式
計算式: 上2桁 × 10^(下1桁) [pF]
例:104 → 10 × 10⁴ pF = 100,000 pF = 0.1 µF
例:104 → 10 × 10⁴ pF = 100,000 pF = 0.1 µF
設計のポイント
チップコンデンサには容量が3桁の数字で印字されています。上位2桁が有効数字、下1桁が乗数(10の何乗か)を表します。
よく使われる例:
• 104 → 0.1 µF(デカップリングに多用)
• 103 → 10 nF
• 472 → 4.7 nF
• 220 → 22 pF(高周波回路向け)
不明なコンデンサの容量確認や実装時の照合にご活用ください。
こんなときに使います
実装済みの基板から部品を読み取るとき、あるいは回路図やBOMの3桁コードを実際の容量に直すときに使います。修理・解析・受け入れ検査など、現物と資料を突き合わせる場面が中心です。
3 桁コードの読み方
最初の 2 桁が有効数字、3 桁目がゼロの数です。単位は pF。
例えば「104」なら 10 に 0 が 4 つで 100000pF = 100nF = 0.1µF。「223」なら 22 に 0 が 3 つで 22000pF = 22nF。慣れると暗算できますが、µF に直すときの桁を間違えやすいので注意してください。
よく使う値の対応
| コード | pF | nF | µF | よくある用途 |
|---|---|---|---|---|
| 101 | 100 pF | 0.1 nF | 0.0001 µF | 高周波のバイパス |
| 102 | 1,000 pF | 1 nF | 0.001 µF | フィルタ |
| 103 | 10,000 pF | 10 nF | 0.01 µF | デカップリング |
| 104 | 100,000 pF | 100 nF | 0.1 µF | 最も一般的なデカップリング |
| 105 | 1,000,000 pF | 1,000 nF | 1 µF | 電源のバルク |
| 106 | 10,000,000 pF | 10,000 nF | 10 µF | 電源のバルク |
| 224 | 220,000 pF | 220 nF | 0.22 µF | 中間的な値 |
| 475 | 4,700,000 pF | 4,700 nF | 4.7 µF | 電源のバルク |
コード以外の表記
- 「R」を含む表記。「4R7」は 4.7pF です。R が小数点の位置を表します。10pF 未満の小容量で使われます。
- 数字1〜2桁だけ。「47」と書かれていれば 47pF です。3 桁コードと紛らわしいので、回路の文脈で判断します。
- 許容差の記号。コードの後ろに付く英字が許容差です。J = ±5%、K = ±10%、M = ±20%、F = ±1%。
- 温度特性の記号。C0G / NP0(温度変化が非常に小さい)、X7R / X5R(高誘電率系、容量が大きいが電圧と温度で変動する)など。この違いは容量値より重要なことがあります。
チップコンデンサは本体に印字がありません。基板上の現物から容量を読むことはできず、回路図か BOM を見るしかありません。実測する場合も、実装したまま測ると周辺回路の影響で正しい値が出ないことに注意してください。
よくある質問
チップコンデンサに印字がないのはなぜですか?
サイズが小さすぎて印字できないのと、セラミックの表面に印字を焼き付ける工程が容量に影響するためです。抵抗と違って外観から値を判別できないので、リールのラベルや BOM の管理が重要になります。実装後は容量計で測るか、回路図を頼るしかありません。
「104」と「0.1µF」は同じですか?
同じです。104 = 10 × 10⁴ pF = 100,000pF = 100nF = 0.1µF。デカップリングコンデンサとして最もよく使われる値で、この換算はすぐ出てくるようにしておくと便利です。
C0G と X7R はどう使い分けますか?
C0G(NP0)は容量が温度・電圧でほとんど変わらないため、フィルタの定数、発振回路、タイミング回路などの精度が要る場所に使います。ただし同じサイズで取れる容量は小さくなります。X7R / X5R は大容量が取れるので、デカップリングやバルクに使います。ただし直流電圧で容量が大幅に落ちる点に注意してください。
4 桁のコードもありますか?
あります。EIA の 4 桁表記では、最初の 3 桁が有効数字、4 桁目がゼロの数です。「1002」なら 100 に 0 が 2 つで 10,000pF = 10nF。精度の高い品種で使われます。3 桁か 4 桁かは桁数で判断してください。
参考にした規格・資料
- EIA-198 — コンデンサの温度特性記号(C0G / X7R など)の規定。
- IEC 60062 — 抵抗器・コンデンサの表示コード。
- IEC 60384-1 — 固定コンデンサの一般仕様。
最終更新: 2026-08-29